<RS-R1000錆取り作業とコツ> 

作業工程
@ 脱脂洗浄
A RS-R1000 錆取り作業
B 水洗浄
C ER-G3000 中和作業
D 乾燥
E 錆止め

@ 脱脂洗浄 錆の部分に油などが染込んでいる場合は、中性洗剤などで良く油分を取り除いてください。
A RS-R1000 錆取り作業
a.容器にRS-R1000を入れ錆びた部品類を漬け込む
b.塗装用の刷毛で錆の部分にRS-R1000を塗布する。(程度の軽い薄い錆)
c. 錆の上にティシュペーパーを乗せ、ティシュペーパーにRを染み込ませる(厚い錆)
d.メッキ面の場合は、溶解するメッキがありますので予め目立たない所で確かめてからご使用ください。自転車の荷台・ハンドル・リム・スタンドなどはクロムメッキ加工されているものが多くありますので下記<自転車やオートバイのメッキ部分の錆落とし例>を参考にしてください。
B 水洗浄 水道水でRS-R1000液を充分洗い流してください。(不十分な場合はすぐに錆が発生します)
C ER-G3000 中和作業  希釈したER-G3000を水洗いし水滴の付いた部分に刷毛で塗布する。
D 乾燥 素早く乾燥させます。(布拭きで乾燥させる場合はER-G3000の2度塗りをお勧めします)
E 錆止め 錆取り部分に塗装や油を加工し、錆を防止します。(乾燥しやすい潤滑油は短期的な錆止めにしかならない場合があります)

<自転車やオートバイのメッキ部分の錆落とし例>

1. 塗装用刷毛でRS-R1000を撫ぜるように塗布します(錆が取れた時点で塗布を止めてください、約1分程度で錆が取れる場合が多いです。3分以上RS-R1000をメッキ面に付着させていると溶解するメッキがあります。)
2. 1分間錆取りをしたら直ぐに充分な水道水でRS-R1000液を洗い流してください。(水拭きだけでは不十分です、水拭きしか出来ない場合は必ずER-G3000で中和処理をしてください)
3. 洗浄後の水を布や雑巾で素早くふき取ります。(濡れたまま放置すると錆が発生します)※1
4. 乾燥を確認し、クリアラッカーを塗装します。(直ぐに塗装が出来ない場合はER-G3000を塗布し乾燥させてくださいER-G3000の上から塗装が可能です)
※1 ER-G3000を使用しない場合は、水滴の付いた状態で放置すると錆が発生しますので、水滴を出来るだけ早く除去してください。

<錆取り後、錆を再発させないために>
◆ 水洗いは必ず充分に行ってください。水拭き程度で充分水洗いが出来ない場合はER-G3000を中和剤としてご使用ください。
◆ 水洗い後は放置せず素早く乾燥させ、塗装・油膜保護など防錆処理を行ってください。(乾燥しやすい潤滑油は短期的な錆止めにしかならない場合があります)
◆ 室内保存や塗装までの一時的な防錆には、ER-G3000をご使用ください。
◆ 水洗い時に錆が発生する場合、アルコール洗浄で錆を防ぐこともできます。(火気厳禁)
◆ 重防錆を行う場合は下地にプライマー(亜鉛プライマーの使用可能)を行い、塗装膜を厚めに加工してください。